2014年11月3日月曜日

省電力にこだわったナビゲーションアプリ。これなら外出時もバッテリー消費の心配が無くなります。

Locatier Pro
  • OS:iOS7.0以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • バッテリーの心配をせずにGPSアプリを利用したい方。
    • 海や山、広い公園でお気に入りの場所を記録したい方。
    • ディズニーランドにあるような巨大な駐車場で、自車の場所を記録しておきたい方。
  • チェックポイント:非常にユニークなGPSアプリです。バッテリーの消費を極力抑えて利用できるように工夫されています。これなら、電源の確保が難しい山や海、とても広い公園や郊外で利用しやすいですね。
当鑑定団では、とてもカッコいいミリタリーチックなCommander Compass LiteSpyglass、あるいは現在地の標高がわかる高度計+など、今まで何度かGPSアプリをご紹介していますが、今回のLocatier Proは、今までのGPSアプリとはひと味違います。
ご存じのようにGPS機能は、非常にバッテリーを消費します。あなたもGPS機能をもつアプリ(代表格はマップアプリです)を利用中に、みるみるバッテリーが減ってゆくのを経験されていると思います。

Locatier Proは、直ぐに充電できない場所での利用を念頭に置いているらしく、極力バッテリーを消費しないように工夫されています。GPSアプリとしては珍しくアプリ内でGPSをオフにするスイッチボタンがあります。アプリ利用中でもGPS機能を切って、バッテリーを持たせようという事です。アプリ内でGPSをオフにできるアプリなんて、わたしは初めて見ました。


例えば、巨大な青空駐車場(ディズニーランドや幕張メッセ等)で自分の車の位置を記録するのにはとても便利です。あるいは、野山でのお気に入りの場所を記録しておけば、再び同じ場所を訪れることができます。


当初は戸惑いましたが、目的地がセットされていない場合、アプリ内の指示器は北を指し、目的地がセットされるとその方角を指します。
通常利用の際にはこのように、シンプルな画面で電源消費を抑え、さらにGPS機能をオフにすれば、さらに電源消費を抑えられます。なるほど、確かに広い駐車場や野山では地図は必要ありませんものね。というか、そういう場所では普通の地図アプリは使い物にならないので、コンパス機能を中心に利用し、必要な時だけ地図やGPSを使えばいいのです。

目的地の地図は履歴機能から確認することができます。MAPボタンをタップした時に、はじめて地図を表示します。本当に省電力に徹底しています。もちろん、MAPを表示すれば、目的地の位置と現在地を俯瞰することができます。


ここまで省電力にこだわってくれれば、バッテリーの残量を気にすることが無さそうです。
ただし、ネットワーク接続は必須ですので、野外の場合は3GやLTE等のモバイル回線、あるいはWi-Fi環境が必要です。

斬新な取り組みだけに、ややインターフェースがわかりにくい(+英語のみなので余計にわかりにくいかもしれません)のが、弱点と言えば弱点です。しかし、慣れれば外出時には心強いツールとなってくれるでしょう。意外と見知らぬ場所を訪ねる時でも、ずっと地図を見続けるということは少ないものです。