2013年12月14日土曜日

限定的ではあるが、iPhone”を”遠隔操作できる数少ないアプリ。

Tango Remote
  • OS:iOS5.1以降
  • 掲載時の価格:無料
  • こんな方にお勧め:
    • オーディオセットや、スピーカー、テレビ等に繋いだiPhone/iPod Touchを遠隔操作で音楽再生したい方。
    • iPhone・iPod Touch・iPadが、余っている方。
  • チェックポイント:バージョンアップにともない、iOS7に対応し、無料で使えるようになりました。以前はiOS7対応版は有償でしたので、嬉しくもあり、古いiOSに対応しなくなった分、悲しくもあり・・・
わたしの手元には、iOSの3/5/6/7がそれぞれあります。一番古いのが初代のTouchで、この古さだとさすがに対応するアプリが少なくなります。機能も低く、バッテリーも経年劣化しているため、必然的に電源を繋いで据置のミュージックボックス、あるいはネットラジオ受信機としての余生を過ごすことになるわけです。
大抵、こんな場合には手元から離れた所に置かれるのですが、いちいち選曲のために席を立つのは面倒くさいもの。なので、iPhoneをリモートコントロールできるアプリを探してみました。

でも、ほとんど無いんです。iPhone”を”操作できるアプリというものは。iPhone”で”PCやMACを操作できるアプリはVNC系やRDC系等々、沢山あるのですが。その中で、ミュージックのみに限られますが、遠隔操作ができるアプリ、それがTango Remoteです。
使い方は簡単。2台のiOS端末それぞれにアプリをインストールし、片方をホスト、もう片方をリモコンとして利用するだけです。後はリモコン側から楽曲の選択、再生/
停止。早送り/巻き戻し、お好みのままに。インターフェースは基本的にミュージックアプリと同じです。もちろん、2台のiOS端末が同じネットワーク上にあるか、あるいはどちらもBluetoothを実装している必要があります。(日本で発売された端末でBluetoothがないのは初代Touchだけです)

使用感に関しては必要充分にして快適です。操作のラグもほとんど無く、操作にストレスを感じることはないでしょう。ただし特定の条件下で、アプリ終了後の再接続に失敗するという障害が時々発生しました。おそらく一番の原因は端末のワークメモリーが少ないこと(両方とも旧機種のiPod Touch)でしょう。特定の条件とは、長時間の連続利用の後に、ホスト側の電源をアプリを終了させずに、リモート側よりも先に切る、というものです。
再起動すると問題なく再接続しますので、端末間のハンドシェイクにメモリをそれなりに消費していることと、ホスト側が先に落ちるとリモート側でホストを探し続けるのが原因でしょう。リモート側の端末を先に終了するというルールさえ守れば、問題ありません。
設定も簡単ですし、片方の端末を再生専用、あるいはリモコン専用に固定する(デフォルトは起動時に選択する)こともできます。操作・表示共に日本語に対応しています。

ホスト側で再生中楽曲のアートワークをリモコン側で見ることができますよ。これで歌詞も対応してくれたら最高なんですがねぇ。