2013年12月18日水曜日

単純なフィルター加工に飽きたなら、コレ。どんな写真もゴッホ風に変える不思議なアプリ。

AutoPainter
  • OS:iOS4.0以降
  • 掲載時の価格:100円
  • こんな方にお勧め:
    • カラーやテクスチャを貼り付けるだけの加工フィルタに飽きた方。
    • 絵画風の画像が欲しい方。
  • チェックポイント:風景画を加工するには最高の画像フィルタです。ただ、時間がかかるのが玉にキズ。加工のプロセスを見せてくれるのは楽しいのですが、少々待ち時間としては長いかも。
画像加工系のアプリです。珍しいのは、テクスチャを貼り付けたり、明度・彩度やトーンを
変えるのではなく、絵画風に画像を再構築してくれるという点です。
用意されているパターンは、Aquarell(水彩画)、Benson(ベンソン)、Cezanne(セザンヌ)、Van Gogh(ゴッホ)の4種類です。水彩画風は、結構おとなしめの画調で、そつなく全体をまとめてくれます。一方、ゴッホ風は、とにかくゴッホ(笑)。何が何でもゴッホな感じに仕上げてくれますので、好みも分かれるでしょうし、元絵も選ぶことになります。まあ、ひまわり(というか黄色い花)を加工すれば、その強烈なゴッホ度がおわかりいただけると思います。個人的には春の景色、風景写真をセザンヌ風に加工した仕上がりが好きですね。庭に咲いた桃の花を綺麗に魅せてくれました。
操作は簡単で、撮影するかあるいはカメラロールから写真を選び、4つのテイストのいずれかを選ぶだけ。ユーザーが指定する項目や詳細設定などは全くありません。インターフェースは英語ですが、操作らしい操作が無いので迷うこともありません。画像の加工中は、まるで実際に絵を描いているところを微速度撮影しているようなプロセスを表示します。できあがりはカメラロールに保存するなりSNS共有するなり、お好みで。
お気づきかと思いますが、このアプリは基本的に風景画専門です。 人物画やアーバン、夜景は少々苦手です。人物画で試されるのであれば、明るい服装でコントラストの高い写真を選ぶとよいかもしれません。
続編も発売されており、そちらは人物画にも対応しています。ただ残念ながら、わたしには本作の強烈さ(特にゴッホ)が少し弱まったかな、と感じています。